コラム

食べるのに人気な野菜とは?農家が作るのに人気の野菜とは?

キャベツ、トマト、玉ねぎ、にんじん。あなたはどの野菜が好きですか?サラダで食べるもよし。炒めて食べるもよし。好きな料理によって、好きな野菜があるかもしれません。

これらは、食べる人の話。これらを栽培する農家さんは、どの野菜を作るのが好きなのでしょうか?

1. 野菜とは

野菜には、定義があります。まずは、野菜の定義を確認しましょう。

1-1. 食用の植物

野菜とは、食用にあてる目的で栽培する植物を指します。

1-2. 主食は除く

ただし、主食にあてる穀物(米、麦など)は除きます。

1-3. 部分で分類

利用される部分によって、葉菜、根菜、果菜に分けられます。

1-3-1. 葉菜

葉菜は、葉および柔らかな茎を食べるものです。

キャベツ,白菜,ほうれん草など

1-3-2. 根菜

根菜は、根や地下茎を食べるものです。

大根,にんじん,蓮子など

1-3-3. 果菜

果菜は、果実を食べるものです。

トマト、きゅうり、枝豆など

1-4. 農作物の分類

野菜は、農作物の一部です。その農作物ですが、平成20年度より分類方法が変わりましたので、ご紹介します。

ちなみに、この分類の変更は、それぞれの作物に合わせた残留農薬量を正しく定めるためのものです。以下の分類は、「農薬の登録申請に係る試験成績について」の運用について(平成13年10月10日付け13生産第3986号農林水産省生産局生産資材課長通知)をもとにまとめたものです。最新の情報や詳細については、農林水産省にお問い合わせください。

農作物を大きく分けると、次のように分類されます。

果樹類

米類

麦類

雑穀類

野菜類

きのこ類

いも類

豆類

飼料作物

花き類/観葉植物

樹木類

詳しくは、『農作物の新しい分類方法と種類のすべて』の記事をお読みください。

2. 食べるのに人気の野菜

ある調査によると、好きな野菜のランキングは以下のようです。

2-1. 女性の好きな野菜ランキング

  1位 トマト(66%)

2位 キャベツ(63%)

3位 玉ねぎ(61%)

4位 大根(61%)

5位 じゃがいも(60%)

6位 アスパラガス(60%)

7位 ブロッコリー(59%)

8位 なす(57%)

9位 きゅうり(54%)

10位 ほうれん草(53%)

2-2. 男性の好きな野菜ランキング

  1位 キャベツ(71%)

2位 玉ねぎ(67%)

3位 じゃがいも(61%)

4位 大根(61%)

5位 トマト(60%)

6位 きゅうり(57%)

7位 ねぎ(56%)

8位 ほうれん草(55%)

9位 レタス(54%)

10位 なす(51%)

3. 農家に人気の野菜とは

ここで言う農家が好きな野菜とは、食べるのに好きな野菜のことではなく、栽培するのに好きな野菜のことです。栽培するのに手間がかからない野菜のことかもしれません。よく売れる野菜のことかもしれません。

ここでは、農家に人気の野菜を確認していきましょう。

3-1. どんな野菜が売れているか?

農家に人気の野菜を調べるには、農家で栽培されている野菜の売上高を調べれば、明確です。

農林水産省では、「農業経営統計調査」を公開しています。その資料によると、野菜の品目別の統計が掲載されていますので、確認できます。

3-1-1. 露地野菜

露地野菜とは、外で栽培される野菜のことです。

  1位 シシトウ

2位 なす

3位 キュウリ

4位 ピーマン、トマト(同率)

3-1-2. 施設野菜

施設野菜とは、ビニルハウスで栽培する野菜のことです。

  1位 ミニトマト

2位 イチゴ

3位 なす

4位 キュウリ

5位 トマト

トマトは、大玉・ミニの2種類がランクインしています。

キュウリとなすは、露地野菜、施設野菜の両方でランクインしています。2つの栽培法で作ることのできる野菜は、やはり人気があるわけです。

所得としての純粋な数字だけで見ると、このようになります。

3-2. 栽培方法によって、手間が違う

野菜によって、栽培方法が異なります。方法が違えば、手間も変わります。

3-2-1. 露地栽培

露地栽培で育てる野菜は、外で育てます。天候の心配が入ります。したがって、出来上がりも水準がまちまちに育ちます。

露地栽培で育てる野菜は、天気に強いものが多いです。大根などの根菜類が中心です。

3-2-2. 施設栽培

施設栽培で育てる野菜は、ビニールハウスで育てます。露地栽培のように、天候の心配がい利ません。したがって、安定した栽培ができます。出来上がりも水準の高いものに育ちます。

施設栽培の野菜は、天気に弱いものが多く、人気の野菜や果物を中心に施設で栽培することになります。

3-2-3. 施設栽培はコストがかかる

トマトやキュウリ、なすなどは、人気の野菜で、生産量も多くなります。なので、露地と施設の両方での栽培になります。

施設野菜のほうが出来上がりの水準が高いので、全部をビニールハウスで栽培したいところですが、施設栽培はコストがかかることが問題になります。

ビニールハウスは、安くても約100万円程度の費用がかかります。しっかりとしたアルミや鉄骨でできたビニールハウスは、1,000万円以上かかるものもあります。

それ以外にも費用がかかるため、施設栽培の野菜はコストが高くなるのが欠点でもあります。

4. まとめ

農家に人気の野菜は、生産量も多く、その分の労働時間も長くなります。売上があるからと言っても、労働時間で割ると必ずしも「売上=人気」というわけではないかもしれません。

日本では、さまざまな野菜が栽培され、流通し、全国の食卓を彩っています。私たちは、野菜づくりから流通、販売に至る多くの人たちによって、それらを美味しく食すことができます。

 

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