食育

食育に使える15の名セリフを紹介!

歴史上の人物や現代の有名人が食や食育について語った有名なセリフを集めてみました。

含蓄の深いセリフであり、それぞれ一読する価値のあるものです。

それぞれのセリフに関連する食育の情報も、あわせてご紹介します。

この記事でわかること

1.病気の原因の「父」に該当するものが何であれ、「母」に該当するものは「間違った食事」である。

Whatsoever was the father of a disease, an ill diet was the mother.

ジョージ・ハーバート(17世紀のイギリス詩人)のセリフ。

17世紀は

  • 日本では江戸時代が始まった
  • 中国では清王朝が始まった
  • イギリスでは産業革命が起きた
  • フランス革命がおきた

という時代ですが、間違った食生活を続けると健康を損なうというのは、なにも最近分かったことではなく、このころでもすでに常識化していたということですね。

2.緑の野菜がもしベーコンのような匂いだったら、人間の平均寿命は格段に長くなっていたろう。

Life expectancy would grow by leaps and bounds if green vegetables smelled as good as bacon.

ダグ・ラーソン(米国のコラムリスト)のセリフ。

  • 「美味しいもの」「いい匂いのもの」に限って、健康に良くない
  •  健康によいものに限って、さほど美味しくない

という「自然界の矛盾」を嘆いたセリフです。

アメリカ人にとってベーコンは「美味しいもの」「いい匂いのもの」の象徴になっているのでしょう。

その証拠に、このセリフに触発されたのかどうかは別として、近年のアメリカでは「ベーコン風味の健康食品」を開発する動きが活発になっています。

3.わたしたちは今、レモネードが人工の香料で作られ、家具の洗剤が本物のレモンで作られている時代に生きている。

We are living in a world today where lemonade is made from artificial flavors and furniture polish is made from real lemons.

アルフレッド・E・ニューマン(米国の風刺雑誌「マッド」のマスコット・キャラクター)のセリフ。

誰がこのセリフを考えたかは不明ですが、アルフレッド・E・ニューマンが雑誌のなかで語った言葉です。

言われてみればそうだなと、思い当たる人が多いと思います。

4.大英帝国が世界各地に植民地を作ったのは、まともな食事をしたかったからに違いない。

I’ll bet what motivated the British to colonize so much of the world is that they were just looking for a decent meal.

マーサ・ハリソン(アイルランドのワイン専門家)によるセリフ。

かつてインドやオーストラリアをはじめ世界各地に植民地を持ち、「陽の沈まない国」と言われたイギリス。

そのイギリスの食事が美味しくないというのは、全世界共通の「伝説」のようになっていますね。

いくつものジョークが作られています。

[aside type=”normal”](例)

この世の天国
「警官はイギリス人、技師はドイツ人、銀行家はスイス人、恋人はイタリア人、コックはフランス人」

この世の地獄
「警官はドイツ人、技師はフランス人、銀行家はイタリア人、恋人はスイス人、コックはイギリス人」

[/aside]

5.ちゃんとした食事がなければ、考えることも、愛することも、眠ることも、十分にはできない。

One cannot think well, love well, sleep well, if one has not dined well.

バージニア・ウルフ(イギリスの作家)のセリフ。

「衣食足りて礼節を知る」という日本の格言に通じるものがありますね。

6.食べることは必要性のあることだが、知的に食べることは芸術である。

To eat is a necessity, but to eat intelligently is an art.

フランソワ・ド・ラ・ロシュフコー(17世紀フランスの貴族)

これは食育の世界では「究極の名言」と見なしてよいほど、含蓄の深い言葉です。

じっくり味わいましょう。

7.何を食べているかを言ってみたまえ、君がどんな人かを言ってみせよう。

Tell me what you eat, and I will tell you what you are.

ブリア・サヴァラン(フランスの政治家。食通で有名)のセリフ。

食育の世界でよく使われる

You are what you eat.(人は食べたものでできている)

の元祖となった言葉です。

8.人は栄養素を食べているのではない。食べものを食べているのだ。

Human beings do not eat nutrients, they eat food.

メアリー・キャサリン ベイトソン(アメリカの作家・文化人類学者)

9.食べることを愛している人々は、つねに最良の人々です。

People who love to eat are always the best people.

ジュリア・チャイルド(「アメリカの料理の母」と呼ばれる料理研究家)のセリフ。

日本にも
「美味しいものが好きな人に、悪い人はいない」
という CM のコピーがありましたね。

10.朝食の前に仕事をしてはいけない。もし朝食の前に仕事をしなければならないときは、まずは朝食を食べなさい。

Never work before breakfast; if you have to work before breakfast, eat your breakfast first.

ジョシュ・ビリングス(19世紀のアメリカの作家)のセリフ。

健康のために朝食は取るべきか、避けるべきか、じつは専門家のあいだでも意見が分かれています。

(参考)朝食は良い?悪い? 聞かれたらどう答える?

11.ひいおばあさんだったら食べ物とは認めないだろうと思われるものは、食べるべきではない。

Don’t eat anything your great-grandmother wouldn’t recognize as food.

マイケル・ポーラン(アメリカのジャーナリスト。「雑食動物のジレンマ」「フード・ルール 人と地球にやさしいシンプルな食習慣64」などの著者)

清涼飲料水やインスタント食品など過去になかったような食品であふれている現代、こうした危機感のあるセリフが生まれてくるのはうなずけます。

さて、「ひいおばあちゃんの時代には食卓になかった食べもの」のことをEU(欧州)では
「ノベル・フード(新奇な食べもの)」
と呼んでいます。

過去になかった「新しい食べもの」を欧州で販売する場合は、ノベル・フードの認定を取る必要があります。

とはいえ、ひいおばあちゃんの時代にさかのぼって基準を作ると、かなり昔になってしまいます。

そうなると、すでに普及しているポテトチップスや日本の醤油を含め数多くのものが
「過去にはなかった」
として規制の対象になり大混乱になってしまいます。

さすがにそれは無理だろうということで、
「1997年5月以前には、欧州になかった食品」
のことを、正式に規制対象とすることになりました。

12.人間は、(自分が)食べようとしている対象(家畜)に対して、食べる直前まで友好的に接することのできる唯一の動物である。

Man is the only animal that can remain on friendly terms with the victims he intends to eat until he eats them.

サミュエル・バトラー(イギリスの作家)によるセリフ。

含蓄が深いというか、考えさせられるセリフです。

さて、世界には「ベジタリアン」が数億人いると推定されますが、このうち
「肉が嫌いだからベジタリアンになった」
という人はじつはかなり少ないと考えられています。

ベジタリアンのほとんどは、
「肉が好きだけど、動物がかわいそうだから我慢して食べない」
という人たちです。

(アニマル・ウェルフェアと呼ばれます)

その証拠に、
「野菜や豆でできた肉そっくりの食べもの」
がいくつも開発され、
「肉好きベジタリアン」
のために販売されています。

13.(他国の)文化を理解したいなら、まず味わうことだ。

You have to taste a culture to understand it.

デボラ・ケイター(旅行作家)のセリフ。

異文化交流には、なによりもまず「食」からだ、というところに、深い共感を覚えますね。

14.人生のなかでもっとも素晴らしいことの1つは、どんなことをしていても我々は定期的にその手を休め、食事に没頭するということだ。

One of the very best things about life is the way we must regularly stop whatever it is we are doing and devote our attention to eating.

ルチアーノ・パバロッティ(オペラ歌手)

20世紀後半を代表するオペラ歌手パバロッティのセリフ。

「定期的にその手を休め、食事に没頭する」ことの大切さを実感する言葉です。

15.大雑把にいえば、料理が発達したせいで、人類は体が自然に欲しがる2倍の量を食べるようになったのだ。

In general, mankind, since the improvement in cookery, eats twice as much as nature requires.

ベンジャミン・フランクリン(アメリカ建国期の政治家・科学者)のセリフ。

ベンジャミン・フランクリンはこんなふうにまるで料理がいけないことであるかのように言っていますが、それは正しくありません。

人類の「脳」の発達には「料理」が欠かせませんでした。

もし人類が「料理」を知らなければ、わたしたちの「脳」が必要とするエネルギーを1日3食の食事だけでまかなうことはできないからです。

(参考)人類最大の発明は「料理」だった

いっぽう、人類が食べる量が歴史を通じて増えてきているのは確かなようで、こんな記事があります。

(参考)「最後の晩餐」を観察すると…

 

食育総研

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